バスルームに洗濯機用コンセント

浴室に洗濯機を設置する場合、洗濯機のコンセントの位置が第一に考慮されなければなりません。これは、機械の動作にも、乗員全員の安全にも重要なことです。洗濯機だけでなく、最近の浴室は電化製品が多いので、室内にコンセントがあるかどうかは重要な問題です。

必要条件
浴室に設置するコンセントは、高い防湿性能を持ち、内部に水滴が飛び散らないようなカバーが必要です。また、バスルームには漏電遮断機付きコンセントが最適です。漏電が発生した場合、確実に電気を遮断するための装置の名称です。

ケーブル断面積の計算
ケーブルの断面積を計算するには、洗濯機の容量を考慮する必要があります。これは、家電製品に付属の文書やインターネットから調べることができます。バスルームに電気回線を引く場合、多くの家庭では2.5mm2のケーブルを選び、洗濯機用、ボイラー用、シャワールーム用など複数のソケットを設置するのが一般的です。しかし、専門家はこれに対して忠告しています。
洗濯機用のケーブルと、家電用のコンセントを別々に設置するのがベストです。ソケットストリップを設置する場合、ケーブルの断面を決定するために、同時にスイッチを入れるすべての電化製品の容量を計算してください。また、断面積を決定する際には、ケーブルの材質(銅導体かアルミ導体か)も考慮してください。
下表は、電圧220Vの場合のデータです。
銅導体 |
銅導体 (mm2) ケーブル断面積 (mm2) |
アルミニウム導体 |
||
定格出力(kW) |
電流(A) |
出力(kW) |
電流(A) |
|
4,1 |
19 |
1,5 |
- |
- |
5,5 |
25 |
2,5 |
4,1 |
19 |
7,7 |
35 |
4 |
5,9 |
27 |
9,2 |
42 |
6 |
7 |
32 |
12,1 |
55 |
10 |
9,2 |
42 |
洗濯機のワット数が3kWを超えることは稀ですが、常に僅かな電力の余裕があるため、断面積2.5mm2の電線を選択することが一般的です。


最適な高さは?
浴室の床からコンセントまでの最短距離は60cmです。コンセントから最も近い水源(シャワー室や浴槽など)まで、同じ距離を保つ必要があります。このような飛散源の近くには、給湯器や衛生器具を作動させるための小電力装置のみを設置することができる。

インストール方法は?
浴室用コンセントの取り付け手順は、以下の通りです。
- ソケットと電線は、断面が適切なものを購入してください。
- 配線を行い、浴室内に導く。
- ブレーカーと漏電遮断機を設置する。
- ハンマーで壁にソケット用の穴を開ける。
- ソケットボックスを穴に挿入し、そこに電線を通す。
- サブソケットをセメントモルタルで固定し、乾燥後に残滓を清掃する。
- ソケットにワイヤーを接続し、ボックスに設置します。



安全性の基準
浴室にあるコンセントの主なリスクは、室内の湿度が高いことです。
そのため、コンセントの取り付けは一定の条件に従って行う必要があります。
- ソケットコンセントは漏電遮断機で接続する必要があります。この装置は、ソケット自体に備わっているのが理想的だが、別体でも構わない。浴室用漏電遮断器の最適な遮断電流は10mAであり,機器の動作電流は入力電流を超える必要があります。
- 洗濯機とその配線を短絡から保護するために、コンセントは残留電流作動式サーキットブレーカーを介して接続する必要があります。このヒューズは漏電遮断器の上流に接続されています。ヒューズを選択する際には、ケーブルの断面積と主電源負荷の両方を考慮する必要があります。サーキットブレーカーと漏電遮断機が一体で接続されているものがあります。
- 洗濯機は必ず接地してください。洗濯機まで配線された3芯ケーブルは、配電盤内でアースバーに接続し、アースを取っています。
- 浴室内の配線には、必ず3芯ケーブルを使用する。
- 浴室内の隠蔽配線は、ワイヤーハーネスの絶縁処理を丁寧に行うことがベストです。
また、浴室用ソケットについては、次の動画でもう少し詳しくご紹介しています。